4単語がバークレイズにもたらした災厄-市場操作の証拠に

「Sometimes ISDAfix is manipulated (ISDAFIXは時々、操作されている)」行員の電子メールの中に あったこの4語が、英銀バークレイズに災厄をもたらした。同行のオプ ショントレーダーの電子メールからのこの言葉が、同行が5年にわたり 重要な指標の操作を図ってきたとの米政府の主張を裏付ける鍵の一つに なった。

バークレイズなど大手銀行の市場操作をめぐる当局の調査・捜査 が20日に公表された合意によって決着したことに伴い、米商品先物取引 委員会(CFTC)は3年近くに及んだ調査で集めた100万件以上の電 子メールや電話通話記録を公表、操作の実態が明らかになった。

CFTCによると、それは単純な仕組みだった。バークレイズのト レーダーらはニューヨーク時間午前11時直前に金利スワップの売買注文 を出して指標を自分たちが望む方向に動かしていた。

CFTCの公表した資料の中で、あるブローカーがトレーダーに方 法を説明している。「11時のFIXに影響を与えたいならば、どちらの 方向に動かしたいのか言ってくれれば、われわれがその方に動かすよう にする」。バークレイズのトレーダーは同年のある時、指標を動かすた め最大4億ドル(約480億円)のスワップの買いを注文。数分後にトレ ーダーはブローカーに対し「よくやってくれた」と謝辞を送っている。

金融危機中の08年9月10日、バークレイズのあるトレーダーは同僚 の仕事ぶりを見て感心した。「まるで君がベンチプレスのように自分の 腕でスプレッドを押し上げているようだった」という言葉をCFTCが 公表している。

ISDAFIXは一般にはあまり馴染みのない言葉だが、金利スワ ップやスワップオプションの重要な指標になっている。

原題:The E-Mail That Helped Catch Barclays: ‘ISDAfix Is Manipulated’(抜粋)