中国の漢能薄膜、時価総額2兆円余り消失-会長は総会を欠席

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李河君会長が率いる中国のソーラー発電機器 メーカー、漢能薄膜発電の株価が20日午前の香港市場で前日比47%急落 し、売買停止となった。

同社株は3.91香港ドルに下げた後、香港時間午前10時40分(日本時 間同11時40分)に取引が停止された。時価総額は1443億香港ドル(約2 兆2500億円)減少した。同社はこの日午前、香港で年次株主総会を開催 したが、同社の広報担当者T.L.チョウ氏への電話取材によると、李 会長は出席しなかった。

漢能薄膜発電はアナリストや投資家から収入源に関する疑問が投げ 掛けられているにもかかわらず、株価が過去1年で6倍余り上昇してい た。漢能薄膜発電が3月に明らかにしたところによると、同社は売り上 げの約61%を親会社から得ている。

ウェッブサイト・ドット・コムの創業者デービッド・ウェッブ氏 は、「上場会社の取締役は全員、株主総会の日程設定に関わっており、 出席すべきだ。中国本土企業の会長が香港での年次株主総会に姿を見せ なければ、疑いを起こさせる」と述べた。

漢能薄膜発電が20日に最初に出した発表資料には、売買停止の理由 への言及がなかった。その後の資料で「内部情報を含む発表」を出すま で取引が停止されたと説明した。

同社のかつての時価総額は3000億香港ドル超とソニーを上回り、米 国最大の太陽光パネルメーカー、ファースト・ソーラーの時価総額の約 7倍に上っていた。

ノースイースト・セキュリティーズのアナリスト、ゴン・スウェン 氏(上海在勤)は「漢能薄膜発電の業績はこれほど高い株価水準やバリ ュエーションの裏付けとなっていなかった。これは起こるべくして起こ った調整だ」と語った。

原題:Hanergy Thin Film Suspends Trading After Stock Plunges 47% (3)(抜粋)

--取材協力:Feifei Shen、Aibing Guo.