UBS、LIBOR操作で有罪答弁へ-為替めぐり支払い

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スイスの銀行UBSグループは指標金利の操 作について米国で有罪を認めるほか、新たに2億300万ドル(約256億 円)の罰金を支払う。訴追免除の合意の条件に違反したためだという。

これと関連した為替レート操作をめぐる反トラスト法違反捜査では 条件付きで訴追免除となった。UBSが20日発表した。当局への協力を 理由に一層の支払いは免れた。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)に は3億4200万ドルを支払うとともに、外為市場をめぐる不正行為に関連 して是正措置を取る。

外為市場に関する捜査の結果、米司法省はロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)操作をめぐる2012年のUBSとの訴追免除の合意を撤回 した。合意後2年間、米国での法律違反を犯さないことが条件だった が、外為市場をめぐる捜査は1年もたたずに開始された。

米司法省が金融業界との訴追免除の合意を撤回したのは初めてで、 違反を繰り返す金融機関を摘発する司法省の決意の強さを示した。発表 によると、UBSはLIBORに関して1件の通信詐欺で有罪を認め、 3年間の保護観察処分を受け入れる。

新たな引き当て不要

今回の合意に基づく支払いのために新たな引き当ては必要なく、4 -6月(第2四半期)業績への影響はないとUBSは説明している。

セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)とアクセル・ウ ェーバー会長は共同で、「少数の行員による行為は容認できない。当行 は適正な処分を下し、管理体制とコンプライアンス(法順守)強化のた めに多大な投資をした」とのコメントを出した。

事情に詳しい関係者によると、欧米金融機関5行が20日に為替レー ト操作をめぐる米当局との合意を明らかにする見込みで、UBSがまず 発表した。シティグループとJPモルガン・チェース、バークレイズ、 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が恐ら く、反トラスト法違反について罪状認否を行う見込み。

原題:UBS to Plead Guilty on Libor, Fined by Fed in Currency Probe (1)(抜粋)