英中銀:経済のスラックは1年以内に解消の見込み-議事録

イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策 委員会(MPC)メンバーは経済に残るスラック(たるみ)が恐らく1 年以内に完全に解消するとの見通しで一致した。20日公表された5月会 合の議事録で明らかになったもので、利上げが必要になるほどインフレ 圧力が高まっていく可能性が示唆された。

議事録によれば、余剰生産能力の大きさについては不透明感がある ものの、MPC全体としては国内総生産(GDP)の0.5%程度という 見積もりで、「1年以内に完全に吸収される公算が大きい」との見解だ という。

政策金利を過去最低の0.5%に据え置く決定は全会一致だったもの の、2委員にとっては「微妙」な判断だった。

議事録は「政策金利の将来の道筋については幅広い見解があったも のの、予測の対象期間である向こう3年以内には引き上げられる可能性 の方が大きいとの見方に全委員が同意した」としている。

今月のMPCは7、8日に開催されたが7日の総選挙を踏まえ決定 は11日に発表された。議事録は「予想に反して決定的だった総選挙の結 果」を受けた8日のポンド相場上昇に触れている。選挙では与党・保守 党が大勝した。

経済については、今四半期に成長が加速すると予想。インフレ率低 下は一時的なもので「年末にかけて顕著に上昇していく」との見通しを 示している。4月のインフレ率は半世紀余りで初のマイナスだった。

原題:BOE Officials Voted Unanimously as Slack Seen Eroded Within Year(抜粋)