「ペイントレード」の4月をロング・ショート戦略は歓迎

4月は一部の投資家にとって「ペイントレー ド(痛みを伴う取引)」の月だったといえる。大勢のトレーダーを引き 付けていた長く続いたトレンドとは逆方向に多くの資産が動き始めた。

ユーロの対ドル相場は4月に4.6%上昇し、9カ月連続の下落から 反転した。6年ぶりの安値を付けていた原油価格もその後25%反発。ゼ ロに近づいていたドイツ国債利回りも方向を変えた。

しかし、それまで5年間という長期のペイントレードが続いていた も同然といえる最大級のヘッジファンド戦略にとっては、かなり良い月 となった。調査会社ユーリカヘッジのデータによれば、世界のロング・ ショート株式ファンドは4月のリターンがプラス2.4%、今年1-4月 はプラス5.7%と同社がリポートで集計した10の戦略の中で最良の成績 を残し、米S&P500種株価指数やMSCIオールカントリー世界指数 も上回った。

ロング・ショート株式ファンドは4月の新規資金の流入額が32億ド ル(約3900億円)と、10の戦略の中で最も多かった。資金流入とリター ン向上を背景にロング・ショート戦略の資産は7510億ドルに膨らみ、ユ ーリカヘッジが「歴史的な高水準」と呼んだ2007年12月の7560億ドルに 迫っている。

原題:Long-Short Hedge Funds Get Their Mojo Back at Least for a Month(抜粋)