中国が南米への影響力強める-商品相場安を機に投資拡大

中国の中南米への関心は、もはや原油と農産 物にとどまらない。

李克強首相はブラジル、コロンビア、ペルー、チリの南米4カ国歴 訪を開始した。商品のスーパーサイクルが終わりを迎える中、中国は価 格下落を好機と捉え、原油や大豆、銅などさまざまな商品の供給源であ る同地域で影響力を急速に伸ばしている。

李首相の初訪問でリストの上位にあるのはインフラと電力、銀行 だ。最初の訪問先のブラジルで19日発表された総額500億ドル(約6 兆400億円)強の両国間の経済・投資案件には、中国の自動車メーカー 比亜迪(BYD)によるソーラーパネル工場建設や、中国5位の銀行で ある交通銀行によるブラジルのBBM銀行の経営権取得などが含まれ た。

リオデジャネイロでビジネススクールを運営するドン・カブラル財 団のパウロ・ビセンチ教授は、「中国が能力を高める中で中南米は全体 として困難が増えている。中国側が買収や投資案件を増やす環境が整っ ている」と述べた。

ブルームバーグの集計データによれば、中国企業は過去1年間に中 南米での投資案件を37件発表。これは前年比で37%多い。

原題:China Grows South America Sway as Commodity Bust Cheapens Assets(抜粋)

--取材協力:Raymond Colitt、Tariq Panja.