ギリシャ向けELAでECBに難題-支援交渉前進に水差す恐れ

欧州中央銀行(ECB)の政策当局者は20日 にギリシャの銀行支援に関して議論するが、ECBの作業は週を追うご とに難しさが増している。

ECBはフランクフルトでの会合で、ギリシャの銀行向け緊急流動 性支援(ELA)へのアクセスに関するルール強化の是非を議論する。 ギリシャ支援協議に前進の兆しが見えているだけに、決定が政治的危機 を悪化させかねないことは十分承知している。

ドラギECB総裁は選挙で選ばれたわけでない中銀当局者でなく、 政治家がギリシャの将来を決めねばならないと発言しており、決定はギ リシャの銀行の支払い能力などのルールが基準になるとの見解を繰り返 してきた。それでもECBの行動の幅広い意味合いは無視しにくくな り、当局が結論を当面先送りする可能性もある。

ウニクレディトのエコノミスト、マルコ・バリ氏は「極めて単純 だ。ECBは政治的協議がまだ継続している中でギリシャの生命維持装 置を抜きたくない」と指摘。「ギリシャの支払い能力が続き、欧州連合 (EU)から追加支援を受ける可能性がある限り、ELAは提供され得 る。こうした可能性が消えた場合には、停止が必要だろう」と述べた。

原題:Greek Conundrum Puts ECB in Tight Spot as Bailout Talks Progress(抜粋)