ペトロブラスは政府に最大8000億円支払いも、増資で-関係者

ブラジル政府は2010年のブラジル石油公社 (ペトロブラス)の増資をめぐって同社に最大200億レアル(約8000億 円)の支払いを求める見込みだ。事情を直接知る関係者が明らかにし た。

大西洋の海底資源開発で資金が必要だったペトロブラスは5年 前、700億ドル(約8兆4000億円)規模の株式を発行した。政府は海外 投資家への株式発行に際し、資金提供や経営権喪失は避けたかったた め、未開発資源50億バレルの権益をペトロブラス株430億ドル相当と交 換した。

協議の非公開を理由に匿名で語った関係者によると、財務省は権益 の価値を算定し直しているという。財務省が当初の取引条件に沿ってペ トロブラスに満額支払いを求めれば、政府の酌量を望んでいた投資家は 期待を裏切られることになる。

関係者によれば、権益をめぐってはまだ交渉中。価格には運転費が 計上される。支払いの規模については来年初めに最終的に決まる見通し だという。

同社と政府は資源が商業化された後に権益の価値を見直すことにな っていた。原油が値下がりすれば、政府がペトロブラスに補償金を提供 し、価格が上がればペトロブラスが政府に損失を埋め合わせすることに なっていた。大半の資源が商業化されたのは原油価格が昨年46%下落す る前で、ペトロブラスには不利な状況となっている。

原題:Petrobras Said Squeezed for Payment Five Years After Share Sale(抜粋)

--取材協力:Sabrina Valle.