ウォール街描く新作映画「エクイティ」、27年ぶりに女性が主役

ウォール街で働く女性を主人公に した映画というと、27年前の「ワーキング・ガール」の後にはこれとい った作品がない。

世界の金融の中心で、食うか食われるかの熾烈(しれつ)な競争と 闘いを切り抜けていく女性というテーマで次の作品が作られてもよかっ た。それがようやく実現しそうだ。新作映画「エクイティ」は実施が危 ぶまれる新規株式公開(IPO)に悪戦苦闘する女性バンカーの話だ。 この映画のためにウォール街の大物たちが資金を出したり助言したりし ている。

ストーリーの土台を作るインタビューや取材に応じたのはJPモル ガン・チェースのジェームズ・B・リー副会長、バークレイズのバーバ ラ・バーン副会長、地方債の権威のアレクサンドラ・レベンタール 氏、1990年代にウォール街最強の女性の1人として君臨していた元モル ガン・スタンレーのマネジングディレクター、エレイン・ラローシュ氏 らと、そうそうたる顔ぶれだ。

6月に撮影開始の同映画の製作者は女優のサラ・ミーガン・トーマ ス氏とアリシア・ライナー氏。両氏は数年前に舞台で共演し、今回の企 画につながった。強い女性が主人公の職場ドラマにしたいという。「私 たちは女優で製作者だが、同時にビジネスウーマンでもある」とライナ ー氏は語った。

出演予定者と協議中だというが、主役の候補者名は明らかにしなか った。よく知られている女優だとのみ述べた。「エクイティ」は独立系 映画で製作会社からの資金は出ないが、ウォール街で働く女性というテ ーマに興味を持つ人は多く、取材や資金集めに問題はないもようだ。投 資銀行でバンカーとして働いた経験のあるキャンディ・ストレート氏も 出資に同意した。主題であるIPOについて専門的なアドバイスもす る。

撮影はニューヨークとフィラデルフィアで行う予定で、来年1月の サンダンス映画祭への出品を目指すという。

原題:The Film by Two Women That Has Wall Street Talking(抜粋)

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