ヘッジファンドがあなたのETFに投じる260億円-変わる常識

あなたの債券上場投資信託(ETF)から多 額の資金が1日で流出しても驚いてはいけない。ヘッジファンドが現金 化のために売却しただけという可能性が高いからだ。

今年に入り流出額が同種のファンドで最も多いブラックロックの長 期米国債ETF(運用資産額51億ドル=約6120億円)が典型的な例だ。 現金化した投資家には、ジョン・バーバンク氏が率いるヘッジファンド 運営会社パスポート・キャピタル(同40億ドル)が含まれている。

ブルームバーグが集計したデータによれば、パスポート・キャピタ ルは、ブラックロックの長期米国債ETFの受益証券2億1700万ドル (約260億円)相当を購入から約3カ月後に全て売却した。

これは現在の運用資産額の約4%に相当する驚くほど大きな額とい うだけでなく、もともとこの種のETFが債券への手軽な投資手段とし て個人向けに販売されていることを考えると特に注目すべき数字だ。

しかし最近は状況が変わりつつある。大口取引の執行がますます難 しくなる中で、これらのファンドは小口投資家と同じ使い勝手を求める 大手金融機関に勧誘が行われ、実際に利用が拡大している。大口の債券 投資家は、電子メールや電話を使って店頭で債券取引を行うよりもポジ ションを迅速に出し入れできるETFの電子取引の方が容易だと感じて いる。

ハッチン・ヒル・キャピタルやパイン・リバー・キャピタル・マネ ジメントといった一部の大手ヘッジファンド運営会社は、債券ETFの 大口売買を既に活発に行っている。ブルームバーグが集計したデータに よると、ブラックロックとウェルズ・ファーゴが運営するファンドも ETFへの投資に積極的だ。

原題:A $200 Million Hedge-Fund Trade in Your Bond ETF Is Normal Now(抜粋)

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