米国債:続落、2日間の下げは2月以降で最大-住宅着工が増加

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19日の米国債は続落。ここ2日間の利回りの 上げ幅は2月以降で最大だった。朝方発表された4月の住宅着工件数は 大幅に増加し、約7年ぶりの高水準となった。

10年債利回りは上昇。金融政策当局者は利上げ時期を見極めよう と、経済指標を注視している。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事は 流動性の低い夏が来る前に前倒しで債券購入を若干増やすと述べた。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、 ガイ・リーバス氏(フィラデルフィア在勤)は、「住宅着工件数は非常 に良好だった」と述べ、「明るい兆しに間違いない。どの程度明るいか は、どれほど持続性があるかだ。経済的には支援材料とみなされ、債券 にとっては弱材料だ」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時5分現在、10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(b p、1 b p=0.01%)上昇の2.29%。同年債価格(表面利率2.125%、 償還期限2025年5月)は15/32安の98 17/32。

今週に入って2日間で利回りは15bp上昇した。ブルームバーグ米 国債指数によると、償還期限10年以上の国債リターンは月初から4.3% のマイナス。

住宅着工件数

米商務省が発表した4月の住宅着工件数(季節調整済み、年率 換 算、以下同じ)は前月比20.2%増の114万戸と、2007年11月以来の高 い 水準となった。また伸び率は1991年2月以来で最大。ブルームバーグが まとめたエコノミスト83人の予想の中央値は102万戸だった。

ノバスコシア銀行の米国債トレーディング責任者、チャールズ・コ ミスキー氏(ニューヨーク在勤)は、「力強い統計内容だったことか ら、投資家はその先を見て、力強い第2四半期を期待している」と述べ た。

20日には連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(4月28-29日開 催分)が公表される。モルガン・スタンレーの指数が示すところ によ れば、米金融当局は約8カ月以内に初回利上げを決定する可能性が あ る。

クーレ理事はロンドンでの講演で、「恒例の休暇シーズンで7月半 ばから8月にかけて流動性が顕著に低下する債券市場の季節パターン」 に対応するため、5月と6月のユーロ圏資産購入を若干多くすると述べ た。

原題:Treasuries 2-Day Drop Is Biggest Since February on Housing Gain(抜粋)

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