独首相、ギリシャ合意成立なら支持訴え基調演説へ-当局者

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メルケル独首相はギリシャ支援をめぐって自 身が率いる与党会派で最大3分の1が反対する可能性があることから、 支持を訴えるための基調演説を行うことを検討している。

政府当局者2人によると、メルケル首相は議会やドイツ国民を納得 させるのに十分な力強さがあると思える条件でギリシャと債権者が合意 した場合に演説を行う。ギリシャがユーロ圏を離脱すれば域内に地政学 的な不安定を招く恐れがあると主張する見通しだという。協議は非公開 だとして当局者は匿名を条件に語った。

4カ月にわたり瀬戸際政策を取るギリシャのチプラス首相に対して ドイツ国内で不満が募っているだけに、ギリシャのユーロ圏残留を目指 すメルケル首相の熱意は政治的リスクを伴う。独政策当局者の一部はギ リシャ支援に対する姿勢を硬化させている一方、財政破綻回避のために 柔軟性を高める姿勢を示唆する当局者もいる。

シュテフェン独財務次官は「われわれはギリシャに認める歳出や歳 入の詳細を指図すべきなのか。私の答えはノーだ。明確にする必要があ るのは大枠だ」と述べた。

3人の当局者によると、メルケル首相率いる与党会派の指導部は反 対派に対し、ギリシャが債権者の要求する改革を全て実行することを拒 否した場合でも、デフォルト(債務不履行)回避のための追加支援につ いて承認を求められる可能性があることを伝え、説得に努めている。当 局者の1人によれば、メルケル首相は少数の反対派を首相府に招いてそ の点を説明したという。当局者は全て、協議が非公開だとして匿名を条 件に語った。

原題:Merkel Said to Weigh Major Speech Backing Greece If Deal Reached(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin.