5月のドイツZEW景況感、予想以上に悪化-景気減速を反映

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ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が まとめた5月の独景況感指数は、予想以上に悪化した。同国の経済成長 が1-3月(第1四半期)に減速したことが背景にある。

ZEWが19日発表した5月の期待指数は41.9と、前月の53.3から大 幅低下し、昨年12月以来の低水準となった。ブルームバーグがまとめた エコノミスト31人の調査中央値では49への低下が見込まれていた。同指 数は向こう6カ月の見通しを示す。

1-3月期は最大の貿易相手であるユーロ圏が約2年ぶりの高成長 となったものの、ドイツでは予想以上に成長が減速した。独連邦銀行 (中央銀行)は製造業の勢いが向こう数カ月弱いままだと予想、その上 で個人消費が景気回復を支えるとみている。

ABNアムロ銀行のシニアエコノミスト、アリン・スハウリング氏 は、指数低下は「ギリシャをめぐる懸念や国債利回りが過去数週間に上 昇したことに恐らく関連している」と述べた上で、「国内経済のファン ダメンタルズは力強い。雇用が増えているほか、実質賃金も大きく伸 び、企業の利益性も改善した」と続けた。

ZEWによれば、5月の現状指数は65.7と、前月の70.2から低下し た。クレメンス・フュースト所長は発表文で、1-3月の予想を下回っ た成長率と株式・債券市場の混乱を受けて投資家による景況感の調整が あったと指摘したが、「経済状況の悪化を実際に予想する回答者は少数 にすぎない」と説明した。

原題:German Investor Confidence Falls Amid Slower Economic Growth (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Paul Gordon.

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