中国のヘッジファンド、商品デリバティブ取引活況-水門開く

世界最大のエネルギー・穀物・金属の消費国 である中国では25年ぶりの低成長にもかかわらず、ヘッジファンドが商 品デリバティブ(金融派生商品)の国内取引活況に寄与している。

商品取引所としては中国最大の上海先物取引所では昨年、トレーデ ィングが31%膨らんだ。鄭州の取引所では29%増え、大連は10%増だっ た。いずれもロンドン金属取引所(LME)の3.5%増を上回る。

北京工商大学の胡俞越教授は、規制緩和によって育まれた投資ファ ンドの数が増えており、これがけん引力になっていると指摘。「登録さ れすれば、プライベートエクイティ(PE、未公開株)やヘッジファン ド向けの資金を集めることができるようになった。まさに水門が開放さ れ、こうした機関投資家が爆発的に伸びている。法人や専門家、そして 高度な投資家が増えている」と述べた。

ただ商品先物の取引急増は実需鈍化とは対照的だ。国際通貨基金( IMF)は今年の中国経済成長率が6.8%に低下すると予想している。 中国による石油・銅・鉄鋼消費の拡大が鈍ると見込まれているものの、 投資商品の数を昨年大きく増やしたヘッジファンドの勢いは止まってい ない。

23の原材料の相場動向を示すブルームバーグ商品指数は今年0.6% 上昇。昨年は供給過剰と中国需要の軟化が重なり17%下げた。

原題:China Hedge Funds Defy Commodity Slowdown With Trading Boom (1)(抜粋)

--取材協力:Martin Ritchie、Jasmine Ng、Bei Hu.

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