米GDP統計、1-3月期は弱めの数字となる傾向-SF連銀

米サンフランシスコ連銀の調査官は18日付の エコノミック・レターで、毎年1-3月(第1四半期)の経済成長率は 恒常的に弱い数字となっており、恐らく統計上のゆがみがその一因であ るとの分析結果を明らかにした。

同連銀調査官のグレン・ルードブッシュ、ダニエル・ウィルソン、 ティム・マヘディの3氏は今年1-3月期の米国内総生産(GDP)に ついても、商務省発表よりも「大幅に強い」内容だったと指摘した。

同省が先月発表した1-3月期の実質GDP速報値は季節調整済み 年率で前期比0.2%増だったのに対し、3氏はデータを調整した結果、実 際は1.8%の増加だったとの推計を示した。

このような推計は、英バークレイズの米国担当チーフエコノミス ト、マイケル・ゲーペン氏やフィラデルフィア連銀の調査官らがそれぞ れまとめた分析結果に沿ったもので、連邦準備制度理事会(FRB)の 判断とは異なっている。

このような見方の相違が生じていることによって、利上げを正当化 できるほど米経済が十分な力強さを回復したかどうかについて、米金融 当局が判断を下すことは一層困難になる。

GDP統計をまとめる同省経済分析局も季節変動の数値を調整して いるが、サンフランシスコ連銀の調査官によれば、1-3月期の成長率 はなおも残りの3四半期を下回る傾向があり、この現象は「残存季節 性」と呼ばれる。

同連銀調査官がさらなる調整を加えて算出したところ、2000-14年 の1-3月期のGDP伸び率は残りの四半期を平均で2.3%下回ってい ることが分かったという。

その上で「このような修正を額面通り受け止めれば、第1四半期の 実質GDPの伸びはもっと力強く、持続的なトレンド成長率に一段と近 かったことになる」と記した。

原題:San Francisco Fed Joins Fray Over Lousy First-Quarter U.S. GDPs(抜粋)

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