英オックスフォード大:寄付基金からの化石燃料投資を制限

英オックスフォード大学は、17億ポンド (約3200億円)に上る寄付基金について、環境汚染度が高いとされる化 石燃料への投資の一部を控える方針を示した。化石燃料業界からの投資 引き揚げを求めるキャンペーンが拡大する中、同大は投資抑制方針を示 した最も有名な大学となった。

オックスフォード大の広報担当者が18日発表した資料によれば、同 大運営委員会は、石炭・オイルサンド企業への直接投資を避けるととも に社会・環境関連リスクの高いセクターへの投資も控える方針を示し た。同大は現在、石炭・オイルサンド企業の株式は保有していない。

英語圏で最古の大学であるオックスフォードは、化石燃料業界が地 球温暖化の一因になっていると主張する米国人ビル・マッキベン氏率い る環境保護活動家らの取り組みを重視している。対象となる資金額は小 さいが、同大の発表は教会と学生団体も賛同しているこのキャンペーン を後押ししそうだ。

ロビー団体フォッシル・フリーのキャンペーンコーディネーター、 ミリアム・ウィルソン氏は電話インタビューで「大きな意味のある勝利 として称賛しているが、まだ十分ではない」と指摘。「オックスフォー ド大が石炭とタールサンドへの投資の是非について公式声明を発表する のは初めてだ。同大が全ての化石燃料投資を引き揚げるよう引き続き働 き掛けていく」と述べた。

原題:Oxford University Limits Fossil Fuel Investment in Endowment (1)(抜粋)

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