米国債:反落、欧州債につれ安-社債発行増加も売りを誘発

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18日の米国債は反落。欧州債が再び下落した ほか、社債発行も圧迫要因になった。

ここ数週間で債券は世界的に下落。欧州中央銀行(ECB)の債券 購入プログラムを背景にした債券の上昇は終わりを迎えたかどうか、投 資家は動向を見極めようとしている。マクドナルドやエマーソン・エレ クトリックといった企業が社債発行の準備を進めていることも利回り上 昇につながった。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの債券金利・信用責任者、 トーマス・ディガロマ氏は「市場では弱気が支配的で売りを誘発してい る」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時1分現在、10年債利回りは前営業日比9ベーシスポイント(b p、1 b p=0.01%)上昇の2.24%。同年債価格(表面利率2.125%、 償還期限2025年5月)は26/32安の99ちょうど。

ブルームバーグ米国債指数によると、月初来で米国債のリターンは マイナス0.6%。昨年は6.2%のプラスだった。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは3bp上昇の0.65%。 利回りは4月17日に過去最低の0.049%を記録した。ECBによる債券 購入策が影響した。

ユーロ圏経済は回復の兆しが示されている。欧州連合(EU)統計 局(ユーロスタット)が発表した1-3月域内総生産(GDP)速報値 は前期比0.4%増と、成長率は昨年10 -12月(第4四半期)の0.3%を 上回った。

FOMC議事録公表

20日には連邦公開市場委員会(FOMC)が4月28-29日に開いた 会合の議事録が公表される。モルガン・スタンレーの指数が示すところ によれば、米金融当局は約8カ月以内に初回利上げを決定する可能性が ある。

通常は弱い内容の経済統計は米国債にとって支援材料になるが、今 は米国債の今後の方向性についてトレーダーの間では議論が続いてい る。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの米金利戦略責任 者、プリヤ・ミスラ氏は米国債の買いを助言、10年債利回りは2%へ低 下するとみている。

一方、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは米国 債利回りがさらに上昇するとみている。ゴールドマンは年末までに10年 債利回りが2.75%に上昇すると予想している。

原題:Treasuries Halt Two-Day Gain as European Bonds Resume Decline(抜粋)

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