アジアインフラ投資銀、融資認可で幹部の権限強化へ-関係者

中国が設立を主導しているアジアインフラ投 資銀行(AIIB)は決定プロセスを迅速化するため、既存の国際金融 機関と比べ融資認可で幹部により大きな権限を付与することを検討して いる。協議に詳しい関係者が明らかにした。

シンガポールで今週協議される提案の下では、参加国を代表する理 事はAIIBの北京本部に常駐しない。協議は非公開だとして関係者が 匿名を条件に述べたところによれば、幹部に融資の決定を委ねる基準や 条件はまだ合意には至っていない。

中国は56カ国から支持を得ているAIIBを、融資承認までの条件 が多過ぎるなどとして借り手から批判される世界銀行などとは一線を画 した国際金融機関にしたい考えだ。

世銀チーフエコノミストを務めた経歴を持つジャスティン・リン (林毅夫)氏は18日、シンガポールでのインタビューで、「多国籍機関 の業務において理事会の力が強過ぎるとの批判がこれまで多々あったの で、改善の余地はあるだろう。だが同時に、理事会によるある程度の監 督も望ましいと私は思う」と述べた。

AIIBと中国財政省にAIIBの融資承認プロセスをめぐる計画 についてファクスでコメントを求めたが、今のところ返答はない。協議 される提案によると、AIIBの理事会は幹部から成る投資委員会が決 めた融資判断を覆す権限を保持する。

原題:AIIB Said to Mull Fast-Track Loan Approval With No Board on-Site(抜粋)

--取材協力:Sharon Chen、Enda Curran、Cynthia Kim.

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