主役の用意はあるか人民銀行、開放進む中国で変わらぬ謎

中国人民銀行(中央銀行)は四半期報告で透 明性の持つ利点に疑問を投げ掛け、過度に開放的な姿勢を取れば「さま ざまな方面からの圧力」を受けかねないとの認識を明らかにしていた。

人民銀の周小川総裁と李克強首相は資金の流れに関する規制を緩和 し、人民元の国際通貨としての地位確立を目指している。人民銀はその 中でこうしたスタンスを示した。グローバルな投資家はこれまで以上に 予測不能な金融政策の影響が強まる中で中国経済へのアクセスを拡大す ることになり、人民銀には果たして重要な時期に対処する用意があるの か疑いを生じさせる。

共産党指導部による地方政府債務の整理に関する情報は、匿名の関 係者を引用した一部メディアによって何とか報じられた。直近の利下げ は日曜日の午後に発表され、その数時間前には情報漏れか偽物かはっき りしないが、スマートフォン向けメッセージアプリのワッツアップ中国 版上に声明が出回った。

ドイツ銀行は人民銀による週末の予定外の発表について、警戒感を 生み出したと指摘。ひどい雰囲気や不便さといった結果を招いただけで なく、政策が複雑さを増す時期に明確なコミュニケーションを欠いたこ とで、政策効果も損ねたとの見方を示した。

米調査会社ローディアム・グループのアナリスト、アンジェラ・ベ イベイ・バオ氏は「公開市場操作(オペ)とより長期的措置の双方で透 明性が不十分だ」と指摘。「結果として引き起こされた混乱と、情報の 流れの非対称性は人民銀の利益にならない」と述べた。

透明性に関するコメントを求めて人民銀にファクスを送ったが、現 時点で回答はない。

原題:Ready for Primetime? As China Opens, the PBOC Remains a Mystery(抜粋)

--取材協力:Zhang Dingmin.

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