【ECB要人発言録】中銀措置これまでのところ効果的-総裁

5月11日から17日までの欧州中央銀行( ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリ ックしてください)。

<5月16日> メルシュ理事(ラジオ局100.7とのインタビューで):今秋までゼロか ら遠くない範囲で推移する公算が大きいが、年末から前年比1.5%の方 向に再び動き始めるだろう。2016年には年末にかけてわれわれの物価安 定の定義により近いレンジに戻る可能性が高い。

<5月14日> ドラギ総裁(ワシントンで講演):(非伝統的措置は)これまでのとこ ろ効果的であることが証明され、しかも大方の期待以上だった。低金利 が続くといずれは一部の資源配分に偏りが出てくるものだが、全体の金 融安定を脅かす状況には至っていない。全体的に金融不均衡が生じてい る兆候はほとんど見られない。(資産購入プログラムは)完全に実施す る。

バイトマン独連銀総裁(ハンデルスブラット紙のインタビューで):市 場アクセスがない国の国債を支えるための融資を、やはり市場アクセス がないその国の銀行が得ることに、問題がないとは私は思わない。通貨 統合におけるギリシャの将来について決めるのは、明らかに各国政府の 側だ。

<5月13日> クーレ理事(フランス議会での質疑応答で):ECBはインフレ目標を 変更しない。

ハンソン・エストニア中銀総裁(タリンで):(ECBが講じた)措置 が実を結びつつあるようだ。金利はさらに低下し、市中銀行はこうした 恩恵の一部を顧客に還元しているもよう。幾分か条件の良い与信が増 え、信頼感が改善するなどしている。注意を払う必要のあるリスクはた くさんある。

<5月11日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンで):ある状況下では ECBは銀行に対する最後の貸し手だが、国家に対しては決してあり得 ない。政治の世界で代わりにはなれない。

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