米国株:S&P500種が最高値更新、統計で刺激策継続の見方

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15日の米国株はS&P500種株価指数が前日 に続き最高値を更新した。消費者マインド指数や鉱工業生産が予想外に 落ち込んだことから、投資家は米金融当局が刺激策を継続するとの見方 を強めた。

ネットフリックスは4.5%高。事情に詳しい関係者によると、同社 は中国のメディア企業と提携を協議している。ペプコ・ホールディング スとエクセロンはいずれも上昇。メリーランド州当局が両者の合併を承 認した。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高い2122.73。週間ベースで は0.3%上昇。約1カ月ぶりに2週連続で上昇した。ダウ工業株30種平 均は20.32ドル(0.1%)高い18272.56ドル。

スタイフェル・ニコラウス(セントルイス)の運用担当者、チャ ド・モーガンランダー氏は「第2四半期の景気が氷河局面に向かうとの 懸念や当局が年内に積極的に行動しないよう望む見方が再燃したのはデ ータが背景にある」と述べた。

消費者マインド指数

5月の米消費者マインド指数は予想外に低下し、約2年ぶりの大幅 なマイナスとなった。米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)に よると、5月は88.6と、前月の95.9から低下し、昨年10月以来の低水準 となった。

米連邦準備制度理事会(FRB)の発表によると、4月の製造業生 産指数は前月比横ばい。前月は0.3%上昇と、速報値の0.1%上昇から上 方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値 は0.2%の上昇だった。

第1四半期決算の発表シーズンが終了に近づいている。S&P500 種採用企業の決算は0.4%の増益となる見通しだ。3月時点の予想で は5.8%の減益だった。

S&P500種採用企業で決算発表を終了した460社のうち、利益がア ナリスト予想を上回ったのは72%、売上高が予想を上回ったのは47%だ った。

シカゴ・オプション取引所(CBOE) のボラティリティ指数 (VIX)は2.8%低下して12.38。週間ベースでは3.7%低下した。

S&P500種産業別10指数は7指数が上昇。公益事業株や選択的消 費株が上げた。

ネットフリックスが高い

ネットフリックスは4.5%上昇。59億ドル(約7000億 円)規模の中 国オンライン動画配信市場への参入を目指し、馬雲(ジャ ック・マ) 氏が出資するメディア企業などと協議している。事情に詳し い複数の 関係者が明らかにした。

ペプコは5.2%高、エクセロンは2.9%上昇した。メリーランド州当 局はエクセロンによる68億ドルでのペプコ買収を承認した。

原題:S&P 500 Fluctuates Near Record as Economic Data Miss Forecasts(抜粋)

--取材協力:Roxana Zega.

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