日本郵政:国債保有額を24兆円削減、民営化後で最大-15年3月期

今秋以降の上場を目指す日本郵政グループ は、傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命の国債保有額が3月末に合 計154.9兆円となった。1年間で約24兆円を削減した計算で、2007年10 月の民営化後で最大。15日発表した15年3月期決算で明らかになった。

発表資料によると、ゆうちょ銀は3月末の運用資産205.9兆円のう ち、国債は106.8兆円。14年3月末より19.6兆円減らし、構成比も11.2 ポイント少ない51.8%だった。かんぽ生命は総資産84.9兆円の56.6%に 当たる48.1兆円の国債を保有。1年間で4.4兆円、3.7ポイント削減し た。

日本郵政の国債保有額は日本銀行に次いで多いが、上場や中長期的 な収益力向上を目指し、超低金利の国債を減らして貸し出しや株式・外 国債券といったリスク資産を増やす方針だ。日銀の黒田東彦総裁が2% の物価目標を掲げて巨額の国債購入を進める中で、年金積立金管理運用 独立行政法人(GPIF)などの公的年金勢とともに日本郵政が国債の 売却を進める構図だ。

郵便貯金・簡易生命保険管理機構が3月末に公表したゆうちょ銀と かんぽ生命の安全資産の保有状況によると、ゆうちょ銀は今期(16年3 月期)、国債への投資額を14.4兆円と前期計画比6割近く減らす。かん ぽ生命は3.7兆円と14年度を同3割近く上回る見通しだ。

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