中国企業デフォルト懸念くすぶる-人和商業、18日に社債償還

18日のオフショア債券市場では中国の不動産 開発会社、人和商業に厳しい視線が向けられそうだ。その日、同社の債 務返済能力が示されるからだ。

人和商業は昨年12月、額面を下回る価格でのドル建て社債の買い戻 しを提案。これについてスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が 1月、デフォルト(債務不履行)に等しい「ディストレスト・エクスチ ェンジ(経営難に伴う債務交換)」だとの見解を示したことで同社は圧 力にさらされている。18日に償還期限を迎えるのに伴い、人和商業は社 債買い戻しの提案を拒否した投資家に7900万ドル(約94億円)を返済す る予定。

中国では金融ストレスが高まる兆候の中で、ここ1カ月で2社がデ フォルトに陥り、ドル建て債市場で緊張がくすぶっている。S&Pによ ると、人和商業は18日の社債償還に対しては十分な資金を確保している ものの、来年に期限を迎える1億6100万ドル相当の社債の償還は一段と 困難となる可能性がある。

人和商業の広報室や投資家向け広報担当部門に14、15日に電子メー ルや電話で問い合わせたが、回答は得られていない。13日に同社の本部 で電話に応対した人は、同社の財務部は社債償還計画についての質問に 回答できないと説明した。

中国では佳兆業集団が先月、同国の不動産開発会社としては初めて ドル建て社債のデフォルトに陥った。

原題:This Chinese Developer Has 3 Days to Prove It’s Not Kaisa II (2)(抜粋)

--取材協力:Lianting Tu.