FOMCは成長率予測引き下げか、ウォール街の見方に追随

米連邦公開市場委員会(FOMC)は来月の 会合で経済成長の見通しを恐らく引き下げるだろうが、年内利上げへの 意欲を思いとどまるほどではなさそうだ。

ブルームバーグがエコノミスト79人を対象に5月8-13日に実施し た調査の中央値によると、2015年第4四半期(10-12月)の米実質国内 総生産(GDP)成長率予想は前年同期比2.3%。4月時点の予想中央 値は2.7%だった。

FOMCが3月の定例会合で公表した実質GDPの予測(中心傾 向)の中央値は2.5%。

3月のFOMC以降に発表された経済指標では第1四半期(1-3 月)の意外な弱さが明らかになった。エコノミストらはドル高や原油安 のほか、厳冬や西海岸の港湾ストなど一過性の要因が大きいと指摘して いる。

予測を手掛けるマクロエコノミック・アドバイザーズは1-3月の 米成長率(季節調整済み、年率)がマイナス0.9%に落ち込んだと推定 している。

最大の疑問は、この減速が一時的なものに終るのか、それとも長期 化するかだ。最近発表された4月分のデータを受けて、第2四半期(4 -6月)のアナリスト予想についても下方修正が出始めている。

いずれにせよ、FOMCは早期の利上げ計画を続行すると、クレデ ィ・スイス・セキュリティーズUSAの米国担当エコノミスト、ダナ・ サポータ氏は指摘する。

サポータ氏は「失業率に下向きの圧力がかかる程度の速いペースで 雇用は伸びている」とし、「FOMCはGDP予測を下方修正するかも しれないが、それは政策正常化の年内開始が白紙に戻ることを必ずしも 意味するものではない」と続けた。

原題:Fed May Follow Wall Street’s Dimmer View on U.S. Growth Outlook(抜粋)

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