アジア・太平洋株式サマリー:ハンセンが大幅高-中国株は下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国株式市況】

15日の中国株式相場は下落。上海総合指数の週間ベースの上げは縮 小した。新規株式公開(IPO)に伴って既に上場している株式から IPO銘柄に資金が流れるとの懸念に加え、景気減速で企業利益に影響 が出るとの観測が広がった。

CSI300指数では、構成する10業種のうち9業種が下落。エネル ギーと公益株を中心に下げた。中国石油化工(SINOPEC、600028 CH)は3.9%安。国電電力発展(600795 CH)は2.5%下落。

当局が香港と深圳の証券取引所接続に向けた日程を発表するとの観 測が広がり、香港株式相場が急上昇し、香港証取を運営する香港取引所 (388 HK)が高くなった。

上海総合指数は前日比1.6%安の4308.69で引けた。週間の上昇率 は2.4%となった。CSI300指数は前日比1.8%下落。

申万宏源のトレーダー、ジェリー・アルフォンソ氏(上海在勤)は 「先に発表された経済指標は振るわなかった」と指摘した上で、「投資 家は再び銘柄の選別に動いている。短期的には明確な材料は見当たらな い。新たにIPOもあり、投資家は保有株の一部を売っている可能性が 高い」とコメントした。

【香港株式市況】

15日の香港株式相場は上昇。ハンセン指数が3週間ぶりの大幅高と なった。香港と深圳の証券取引所の接続開始日が近く発表されるとの観 測が材料視された。

ハンセン指数は前日比2%高の27822.28で引けた。一時は2.4%高 となる場面もあった。香港証取を運営する香港取引所(388 HK)は5% 上昇。

申万宏源のトレーダー、イエン・チウ氏(香港在勤)は「市場では 香港証取が今週末に深圳証取との接続に関する詳細を発表するとの観測 が出ており、接続開始日は9月になるらしい」と明らかにした上で、 「現時点では、思惑主導の株高のように見える」と述べた。

中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は前日 比1.7%高で終了した。

【インド株式市況】

15日のインド株式相場は上昇。インフレ鈍化でインド準備銀行(中 央銀行)に金融政策を緩和する余地が生じるとの観測を手掛かりに、銀 行株が買われた。指標のS&P・BSEセンセックスは週間ベースで2 週連続高。

構成銘柄の中でインド・ステイト銀行が最大の上げだった。インド 最大のトラクターメーカー、マヒンドラ・アンド・マヒンドラは1カ月 ぶり高値を付けたほか、携帯電話サービスで国内2位のブハルティ・エ アテルは続伸した。

センセックスは前日比0.4%高の27324で終了。週間ベースで は0.8%上昇した。今週発表された消費者物価指数と卸売物価指数がい ずれも予想を下回り、インド中銀が今年3回目の利下げに踏み切るとの 見方が強まった。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比0.7%高の5735.50。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.7%安の2106.50。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比0.3%安の9579.48。