シャープ:「私はげんきです」と公式ツイッター

決算、中期経営計画の発表を受けた15日の東 京株式市場で、シャープ株に対しアナリストから厳しい評価が相次い だ。UBS証券では40円、メリルリンチ日本証券では60円と目標株価を 2桁に引き下げている。

UBS証券の桂竜輔アナリストは14日付のリポートで、構造改革の 中身が確定しておらず、時間切れとなった印象とし、目標株価を従来 の170円から40円に見直した。優先株発行に伴う最大完全希薄化後 の2016年3月期の1株純資産(BPS)をベースに、PBRで1倍程度 を適用している。メリルリンチ日本証券の片山栄一アナリストも、「再 建策は不十分」とし、目標株価を260円から60円に下げた。

シャープが14日に発表した15年3月期の連結純損益は2223億円の赤 字と、前の期116億円の黒字から大幅に悪化した。液晶テレビの販売が 減少、中小型液晶の価格下落なども響いた。同時に示した中期経営計画 によると、資本金を5億円に減資し、累積損失の処理に充てるほか、組 織再編と国内で3500人規模の希望退職者を募る。

一方、中期計画の公表を受けてシャープの公式ツイッターは「さす がにきょうは、つぶやきにくい」と始め、「おちこんだりもしたけれ ど、私はげんきです」などと書き込まれた。

日本アジア証券グローバル・マーケティング部の清水三津雄次長 は、「自分が利用している携帯もテレビもシャープ製。日本の代表的な 電機メーカーとしてつぶやき通り元気になってほしい」と言う。半面、 「稼ぐ製品が少ない中で今後の株式希薄化も考えると、目標株価を下げ たアナリストの見解も分かる。200円でも株価は高い」とも話した。

15日のシャープ株は前日比0.5%高で始まり、朝方に一時2%高 の204円まで上げる場面もあったが、その後12%安の177円まで売られ、 終値は7%安の186円と12年12月以来の安値。