TPPは日本の食料安全保障を脅かす-山田正彦・元農水相

日本の食料安全保障と農業は環太平洋連携協 定(TPP)によって脅かされているとの見方を、山田正彦・元農水相 が示した。

山田氏は14日のインタビューで、TPPは日本の農産物輸入への依 存度を高め食料安全保障を脅かすと指摘した。同氏は弁護士で、2010年 に民主党政権で農水相を務めた。

山田氏らはTPPが違憲だとして日本政府に対しTPP交渉の差し 止めを求める訴訟を東京地裁に起こすことを計画。15日に記者会見を開 いて発表する予定だ。

山田氏は「TPPは、国民の安定的な食料供給を受ける権利、つま り生存権を侵す恐れがあり、憲法25条に違反する」と述べた。

米連邦議会上院は14日、大統領貿易促進権限(TPA)法案の審議 入りに必要な動議を可決した。TPAはファストトラックとも呼ばれ、 大統領が貿易交渉権を持ち、合意すれば議会に修正を認めず一括で賛否 を問える権限。オバマ米大統領はTPP交渉妥結を目指しており、 TPA法案はその鍵を握る。