米国とOPECの供給が原油価格抑制へ-アンデュラン氏

石油輸出国機構(OPEC)と米国のシェー ル層掘削会社の原油供給が今年後半に増加し、さらなる価格上昇を抑制 するとの見通しを、ヘッジファンド運用者のピエール・アンデュラン氏 が示した。

アンデュラン氏は、ここ数カ月の原油価格上昇を受け、伸びが鈍化 していた米石油各社の生産が回復するため、原油価格が向こう2年間は 「比較的低水準」にとどまると予想。一方、需要がピークに近づきつつ あるとの懸念を背景に、サウジアラビアやアラブ首長国連邦 (UAE)、クウェートなどのOPEC加盟国は生産を増やしていると 述べた。同氏は昨年、原油価格の下落を見込み38%のリターンを達成し た。

アンデュラン氏は14日、ニューヨークで開かれた商品関連会議でブ ルームバーグのインタビューに応じ「米国とOPECの生産は共に増加 する見通しだ。短期的に価格が大幅に上昇することは困難だろう」と語 った。

同氏は3月に顧客に対し、米国最大の原油貯蔵拠点であるオクラホ マ州クッシングの在庫増加により米指標原油価格が2カ月間に1バレル =30ドル近辺まで下落するとの見方を示していた。米政府のデータによ れば、クッシングの在庫は4月17日まで増加を続けたが米国の原油価格 は約60ドルに上昇した。今月14日終値は前日比62セント安の59.88ド ル。

原題:Crude Oil Trader Andurand Sees U.S., OPEC Supply Capping Prices(抜粋)

--取材協力:Saijel Kishan、Moming Zhou.