シティ、特定の外為顧客向け与信プログラム廃止-フラン急騰後

米シティグループは一部の顧客に詳細な信用 調査なしで外国為替取引向けの与信を提供するプログラムを廃止した。

2007年に開始した「オルタナティブ・クレジット・プログラム (ACP)」に詳しい関係者によれば、同プログラムの顧客は為替のス ポット市場でポジションを取るための資金融資を迅速に受けることがで きた。スイス国立銀行(中央銀行)がスイス・フランの対ユーロ相場の 上限を撤廃したことを受けて、シティは今年1月に同プログラムを廃止 した。関係者が匿名を条件に明らかにした。

外為取引を手掛ける企業向けのプライムブローカレッジ・サービス でシティは最大手。スイス国立銀の予想外の決定でスイス・フランは急 騰し、シティは1億5000万ドル(約180億円)余りの損失を被った。事 情に詳しい複数の関係者が今年初めに語ったところでは、同行はフラン 急騰の1週間前にリスクを相殺するヘッジの更新を怠ったことで損失が 膨らんだ

シティは「FXプライムブローカレッジ部門の合理化の一環とし て、今年に入りACPプログラムを廃止した」と14日の資料で説明した が、それ以上の詳細は明らかにしていない。

同プログラムの存在と廃止については米紙ウォールストリート・ジ ャーナル(WSJ)が14日、先に報じていた。

関係者によれば、同プログラムを通じて融資の承認を受けた顧客の うちトーマー・ アソシエーツを含む2社がデフォルト(債務不履行) に陥った。シティは3月にトーマーを提訴した。

原題:Citigroup Closes Foreign-Exchange Program for Select Clients(抜粋)

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