ギリシャ、ピレウス港と地方空港の民営化推進-債権者に譲歩

ギリシャは債権者との協議で譲歩し、同国最 大の港と地方空港を民営化する取り組みの継続を決めた。スタサキス経 済・インフラ・海運・観光相が14日明らかにした。ギリシャは他の国有 資産については完全民営化ではなく投資を呼び込む方法を探っている。

同相は既に進行しているピレウス港の管理会社、ピレウス・ポー ト・オーソリティと14の地方空港の民営化プロセスを継続すると、ジョ ージアの首都トビリシでのインタビューで発言。「われわれはこれらの 民営化の一部要素の改善を目指し修正に取り組んでおり、両方について 賢明な合意を結べると考えている」と語った。

ピレウス港の民営化阻止を表明していたギリシャ政府にとって、今 回の決定は公約破棄に当たる。融資再開を目指すギリシャと債権者の交 渉の一環として、欧州債権者はギリシャに対し、労働市場の規制緩和や 年金改革、付加価値税改革、国有資産の民営化などの分野でより具体的 な政策案を提示するよう求めていた。ただスタサキス経済相は政府は当 面、他の資産の売却を計画していないと語った。

ギリシャ政府のサケラリディス報道官は14日、記者団に対し、ピレ ウス港の売却が「救済交渉の一環」であり、政府が同港の民営化に同意 したのは「債権者に譲歩」した結果だと語った。

ドイツの空港運営会社フラポートが率いるベンチャーはギリシャ の14の地方空港の運営権取得で12億ユーロ(約1630億円)を提示し、昨 年11月に独占交渉権を得た。ギリシャは現在フラポートと交渉を進めて おり、「間もなく」決定が下される見込みだ。

スタサキス経済相は前政権が合意した民営化リストにあった水道や 郵政事業、電力会社PPCの売却を進めないことは「確かだ」と表明。 「われわれは鉄道や他の港湾に関して、民営化以外で資本や投資を呼び 込むモデルを見いだそうと努めて」おり、ギリシャは「100%の民営化 に代わる選択肢」を検討していると語った。

原題:Greece to Privatize Port, Airports in Concession to Creditors(抜粋)

--取材協力:Nikos Chrysoloras、Marcus Bensasson.