過去最悪のコモディティ海運市況、先行き暗く-中国輸入低迷

世界のコモディティ海運市況の悪化が深刻 だ。今年は過去最多の100隻余りの船舶が解体処理される可能性が高 く、海運業界の1日当たりの収益はさらに減少する見通しだ。

2月時点では今年の海運レートが上昇すると予想されていたが、中 国の石炭輸入が落ち込み、鉄鉱石輸入の伸びが過去最低となっているこ とで、見通しはますます弱気に傾いている。ブルームバーグが集計した 予想調査によれば、米国に次ぐ世界2位の経済国である中国の経済成長 率は今年、数十年ぶりの低水準となる見通しだ。

老朽化船舶の買い取りを手掛ける米GMSによれば、船主企業は今 年、ケープサイズ船舶全体の約6%相当を解体処理する見通し。それで もなお、ブルームバーグが海運アナリスト10人を対象に実施した調査に 基づけば、1隻当たりの収益は今年約20%落ち込むと予想されている。

パレート・セキュリティーズ(オスロ)の海運株アナリスト、エイ リーク・ハアバルドセン氏は13日の電話インタビューで、「解体処理だ けでは市況を改善することはできない。下落傾向からの防御手段にすぎ ない」と指摘。「石炭貿易は落ち込んでおり、鉄鉱石も伸びていない」 と述べた。

原題:Blowtorches Fail to Ignite Worst Ever Commodity Shipping Market(抜粋)

--取材協力:Naomi Christie、Khurrum Anis.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE