PIMCO、株式アクティブ運用縮小-株担当CIO、来月退社

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米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)は5年余り前に始めた同社3番目の取り組みであ る株式アクティブ運用を縮小する。

PIMCOは14日、アクティブ運用の株式投資信託3本を清算し、 インデックス運用戦略の向上に重点を置く方針を表明。これに伴い、株 式担当最高投資責任者(CIO)のビルジニー・メゾヌーブ氏が来月退 社する。事情に詳しい関係者1人によると、PIMCOは株担当の新 CIOは置かない方針だという。

PIMCOは2009年に当時のビル・グロース、モハメド・エラリア ン両共同CIOの下で債券投信会社から多角的な資産運用会社に転換す る計画を発表していたが、メゾヌーブ氏の退社で同計画は大きく後退し た。株式アクティブ運用事業への進出は、株高でも運用成績が振るわ ず、投資家の需要も弱かったため苦戦した。ブルームバーグの昨年12月 の報道によると、社内抗争に敗れ昨年同社を去った共同創業者のグロー ス氏は退社前に、株式分野への進出はコスト効率が高くなく縮小が必要 だと主張していた。

関係者によると、清算される3本の株式ファンドは約5年前の設定 以来集めた資金が10億ドル(約1192億円)未満にとどまっていた。これ らのファンドの運用担当者は今回の改組で同社を去るという。同社の運 用資産(1兆6000億ドル)の大部分は債券で運用されている。

PIMCOはアクティブ運用株式投信の一部については提供を続け る方針を示し、「PIMCOディビデンド・アンド・インカム・ビルダ ー・ファンド」(運用資産8億9500万ドル)と「EqSロング・ショー ト・ファンド」(同9億420万ドル)が対象に含まれるとしている。

(更新前の記事は見出しと第1段落の記述を訂正済みです)

原題:Pimco Pulls Back on Stock Picking With No Plan to Fill Top Job(抜粋)

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