ドラギ総裁:ECB政策はこれまで効果的、低金利リスク注視

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欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は14 日、同中銀の非伝統的措置が効果的であることが証明されたとした上 で、低金利が金融不均衡をもたらした兆候はこれまでのところ見られな いとの認識を示した。

ドラギ総裁は米国の首都ワシントンで講演。非伝統的な金融政策に ついて、「これまでのところ効果的であることが証明され、しかも大方 の期待以上だった」と言明。「低金利が続くといずれは一部の資源配分 に偏りが出てくるものだが、全体の金融安定を脅かす状況には至ってい ない。全体的に金融不均衡が生じている兆候はほとんど見られない」と 付け加えた。

ECBは昨年9月、主要政策金利を過去最低の0.05%に引き下げた ほか、銀行への流動性供給や3月に始めた国債購入など非伝統的な措置 を通じてユーロ圏経済のてこ入れを図っている。同時にECBは各国政 府に対して構造改革を促している。

ドラギ総裁はこの日も構造改革の必要性を強調。「経済の先行きへ の信頼感を高めるとともに現在の非常に緩和的な資金調達環境の活用を 起業家に促す構造改革が、中銀の政策を一段と強力にする」と述べた。

また、1兆1000億ユーロ(約150兆円)規模の資産購入プログラム について「完全に」実施するほか、インフレが持続的に上向くまで「い ずれにせよ」継続する方針をあらためて示した。

原題:Draghi Says ECB Policy Potent as Low-Rate Risks Monitored (1)(抜粋)

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