ドイツ債長短利回り格差が5カ月で最大、2年債はほぼ変わらず

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14日の欧州債市場ではドイツ国債の10年物 と30年物利回りが低下した一方、2年物はほぼ変わらず。それでも過去 3週間の長期債相場の下落後、2年債と30年債の利回り格差は昨年12月 以降の最大に達した。

同格差はこの日一時164ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)と、昨年12月8日以降で最大となった。4月20日時点では71 bpだった。この日の取引では、ユーロ参加国の国債は売り買いが交錯 する展開。約3週間にわたる急落で、世界の債券市場からは4000億ドル 余りが失われている。

クレディ・アグリコルCIBの金利戦略責任者、モヒト・クマール 氏(ロンドン在勤)は利回りを求め短期債から長期債に投資の軸足を移 していた投資家の「ロング(買い持ち)ポジションの解消を反映してい る」と説明。「上昇局面では利回り曲線はフラット化していたが、その 後は激しく売られた」と付け加えた。

ロンドン市場の引け時点で、ドイツ国債の30年物利回りは前日比2 bp低下の1.38%。4月17日には0.435%と、過去最低を付けていた。 同国債(表面利率2.5%、2046年8月償還)価格はこの日0.47上げ て128.29。

2年物利回りはマイナス0.185%で、前日比ほぼ変わらず。欧州債 の指標とされる10年物利回りは2bp低下の0.71%。これまでの最低は 先月17日の0.049%。

原題:German Bond Selloff Pushes Yield Curve to Steepest in 5 Months(抜粋)

--取材協力:Anchalee Worrachate.