BRICS開発銀、ギリシャ勧誘はお笑いぐさ-オニール氏

国際通貨基金(IMF)に返すための7 億5000万ユーロ(約1020億円)を苦労してかき集め、数週間分の流動性 しか手元に残っていないギリシャが、巨額の会員料金を伴うクラブに入 らないかと勧誘されている。

ブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカ共和国 (BRICS)の新興5カ国が設立を決めているBRICS開発銀行 に、ロシアが6番目のメンバーとしてギリシャに参加を打診しているこ とが今週明らかになった。これを聞いたジム・オニール氏は季節外れの エイプリルフールのジョークとしか思えなかった。オニール氏は元ゴー ルドマン・サックス・グループのチーフエコノミストで、2001年にブラ ジルとロシア、インド、中国を「BRICs」と命名した。南アフリカ は同4カ国に後に招かれて参加した。

BRICSは昨年、IMFのライバルとなる開発銀行の創設を決 定。資本金は1000億ドル(約12兆円)で、創立メンバー国が100億ドル ずつ出資する。

ロシア財務省とギリシャ財務省報道官はコメントを控えた。

BRICS開発銀行にギリシャが参加する可能性については、7月 に開かれる加盟5カ国の首脳会談まで協議されることはないと、ロシア 通信(RIA)は同国のストルチャク財務次官を引用して14日に報じ た。同開発銀行はすべての国連加盟国に門戸を開いているという。

オニール氏は電子メールで「これはエイプリルフールだろうか」と 驚きを隠さない。「ロシアが奇妙な動機を持ち得る理由は分かるが、他 国が同意する理由は想像できない」と続けた。

原題:BRICS Bank Invite to Greece Has Jim O’Neill Thinking It’s a Joke(抜粋)

--取材協力:Olga Tanas、Marcus Bensasson、Torrey Clark.

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