タカタ:リコール費分割払いを自動車メーカーに要請-関係者

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エアバッグメーカーのタカタは搭載車両のリ コール関連費用を自動車メーカーに支払う際に、一度に多額に上らず、 複数回に分けて支払えるように要請している。取引銀行とはほぼ毎日、 連絡を取り合い、十分なキャッシュフローの確保に努めているという。

タカタの野村洋一郎最高財務責任者(CFO)は14日に都内で開い た投資家向け決算説明会でリコール費用を複数回に分けて支払うことを 顧客の自動車メーカーに要請しており、ほぼ了解をもらっているとの認 識を示したと、説明会の出席者の1人が匿名を条件に明らかにした。

タカタ広報担当の松本英之氏は電話取材にコメント控えた。タカタ 経営企画本部IR部バイスプレジデントの佐野仁氏からはコメントを得 られていない。

タカタ製エアバッグのインフレータ(膨張装置)をめぐっては、異 常破裂して金属片が飛び散る恐れが指摘され、世界の大手自動車メーカ ーが搭載車を相次ぎリコールしてきた。最近の新たな搭載車リコールと しては、トヨタ自動車と日産自動車が13日に世界で対象約500万台、 約156万台とそれぞれ公表し、ホンダは14日に同じく約489万台になると 明らかにした。

タカタは8日、前期(2015年3月期)の純損益が296億円の赤字だ ったとする一方、今期200億円の黒字に転換する見通しを発表した。連 結貸借対照表の流動資産で、現金・預金は3月末で691億円と、前年同 期に比べ340億円減った。

タカタ株は15日、前日比1%安で取引を開始し、一時は同7.6%安 となった。終値は同2.6%安の1476円。

--取材協力:萩原ゆき、Ma Jie.