世界の金需要、1-3月は減少-株式相場の活況に関心向く

中国の株高や6年にわたる米株の強気相場を 受け、金需要が後退している。

業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が14日発表し たリポートによれば、1-3月(第1四半期)の宝飾品と金貨、延べ棒 の世界需要は前年同期比5%減少した。中東と中国、米国の消費者が購 入を控えたためだ。米国と欧州の投資家は1-3月期に上場取引型金融 商品(ETP)を通じて金を購入。中国株高で金購入者の足は遠のい た。

米連邦準備制度が利上げに近づきつつある兆しが表れる中、金価格 はこの1年で約6%下げ、リターンは米ドルと世界の株式、社債を下回 っている。金消費大国の中国では、主要株価指数はこの1年で2倍に上 昇した。

ロンドンに拠点を置くWGCの市場情報責任者、アリステア・ヒュ ーイット氏は電話取材に対し、「株式相場の活況に関心が向いている」 と指摘。一部の国・地域の消費者の需要に関しては、景気減速で人々が 不安を感じていることが打撃となったとコメントした。

同リポートによれば、1-3月期の世界の宝飾品需要は3%減 の600.8トン。中国は1年前の過去最高から10%減少する一方、インド は輸入制限の緩和で22%増となった。

原題:Roaring Bull Market in Stocks Leaves Shoppers Wanting Less Gold(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE