中国の電動自転車、鉛製バッテリー飽和状態-リチウム製移行

中国の混雑した通りや路地を走る電動補助動 力自転車約1億8000万台のほぼ全てのサドルの下に世界の鉛市場低迷の 兆しが見て取れる。

鉛はこれら電動自転車の動力となる約11キログラムのバッテリーに 利用されている。中国では電動自転車は自動車やトラック、バスより多 い。鉛価格は4月に月間ベースでは2年ぶりの大きな上昇を示したもの の、電動自転車の販売台数の伸びは少なくともここ10年で最も鈍く、再 利用されたり、リチウム製のより軽量なバッテリーに切り替えられたり している。

中国は世界の鉛需要の半分を占め、大半が自動車や送電網の関連機 器などのバッテリーに利用されている。オーストラリアのマッコーリ ー・グループとフランスのソシエテ・ジェネラルは、景気低迷により最 近の価格上昇が継続しないと予想。マッコーリーは鉛生産が5年連続で 需要を上回る可能性が高く、潤沢な供給が続くとの見方を示す。

米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)のアナリスト、マイケル・ ウィドマー氏(ロンドン在勤)は8日の電話インタビューで「持続的な 上昇の要因が全てそろっている市場とは思えない。依然として中国の需 要が少ない」と指摘した。

ロンドン金属取引所(LME)の鉛相場は4月に月間ベースで16% 上げ、同取引所で取引される金属のうち最大の上昇率を示した。4年ぶ りの安値から反発し1トン=2162.50ドルと、約8カ月ぶりの高値を付 けた。

マッコーリーのアナリスト、ビビアン・ロイド氏(ロンドン在勤) は値上がりについて、価格に対する楽観的な見方というより、トレーダ ーらによる売りポジションの手じまいによって大幅に上昇したと指摘し た。同行は鉛相場が4-6月(第2四半期)末までに5%下げ1950ドル になると予想している。

原題:Too Many Battery-Powered Bikes in China Take Charge Out of Lead(抜粋)

--取材協力:Joe Deaux.

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