ドル指数の4カ月ぶり安値で強気派に打撃-弱めの米指標で

ドルの強気派が再び打撃を受けている。わず か数カ月前にはドルの覇権を予想する専門家の声が相次いでいた。

4月の米小売売上高が前月比横ばいにとどまったことで、14日のド ル指数は約4カ月ぶり低水準の近辺で推移している。シティグループの 経済サプライズ指数は1月以降、経済指標が事前予想を下回っている傾 向を示すマイナスで推移しており、米連邦準備制度が利上げを先送りす る可能性を示唆している。約10年ぶりの利上げが近づいているとの観測 で、ドルは3月まで9カ月連続で上昇していた。

ウエストパック銀行の北半球通貨担当チーフストラテジスト、リチ ャード・フラヌロビッチ氏(ニューヨーク在勤)は「持ち直したとして も期待外れとなろう。ゆえにドル安がさらに進む流れだと考える」と述 べた。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポ ット指数は東京時間午前10時4分現在、ほぼ変わらずの1154.58。13日 には0.7%下落し、3月23日以来最大の下げとなっていた。同指数は昨 年7月から今年3月まで16%上昇していたが、この1カ月では約4%下 げている。

原題:Dollar Bulls Wondering What Went Wrong in Drop to Four-Month Low(抜粋)

--取材協力:Anooja Debnath、Rachel Evans.