米ファイザーと独メルクのがん新薬、進んだ段階の試験移行へ

ドイツのメルクと米ファイザーは共同開発中 の抗がん剤「avelumab」をより大規模な臨床試験に進める。免 疫システムを誘発する仕組みのavelumabは、初期段階の試験で 複数の種類の腫瘍に対し活性が認められた。

avelumabを試す前に別の複数の薬による治療を受けたこと がある75人の再発卵巣がん患者を対象とした試験では、分析が可能だっ た23人のうち4人の腫瘍が縮小。11人は腫瘍の大きさが変わらない「安 定(SD)」で、2人は腫瘍がいったん増加した後に縮小した。

米臨床腫瘍学会(ASCO)が13日に試験結果の概要を公表し た。29日から始まるASCO会議で発表される。

ファイザーは昨年、メルクとavelumabを共同開発するため 8億5000万ドル(約1010億円)支払うと発表した。avelumabは 「PD-L1」と呼ばれるタンパク質の免疫抑制作用を阻害する仕組み の治療薬。両社は他の種類のがんも対象にして、より進んだ段階の開発 ステージに移行する計画だ。

進行胃がんの日本人患者を対象とした別の試験では、次の段階に進 めるのに十分な安全性が認められたと研究者が判断。ファイザーとメル クは次の臨床試験結果によって米食品医薬品局(FDA)の承認獲得を 目指す可能性がある。

原題:Pfizer, Merck KGaA Plan to Advance Immune-Triggering Cancer Drug(抜粋)

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