米国株:ほぼ変わらず、債券売りを懸念-企業買収にも関心

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13日の米国株はほぼ変わらず。企業買収が好 感されたものの、債券売りが終わっていないとの懸念や朝方発表された 小売売上高が予想を下回り投資家が失望した。

ガラス容器メーカーのオーエンズ・イリノイは上昇。同社はビトロ の食品・飲料ガラス部門を買収することで合意した。ウィリアムズも上 昇。同社はまだ所有していないウィリアムズ・パートナーズの40%を買 収する計画だ。この日は小売売上高統計に影響され小売株が下落した。

S&P500種株価指数は0.1%未満下げて2098.48。ダウ工業株30種 平均は7.74ドル下げて18060.49ドル。

RBCウェルス・マネジメントのバイスプレジデント兼ポートフォ リオアナリスト、ケリー・ボグダノフ氏は、「企業決算発表のニュース が乏しく、目立った経済カレンダーもない中、株式市場は債券市場に左 右されている。ただ債券利回りや不透明な利上げ見通しにもかかわらず 株価は非常に持ち応えている」と述べた。

米小売売上高

米商務省の発表によると、4月の米小売売上高は前月比で横ばいに とどまった。3月は1.1%増(速報値0.9%増)に上方修正された。4カ 月ぶりの増加で、伸び率は昨年3月以来の最大。4月はブルームバーグ が実施したエコノミスト調査では0.2%増が見込まれていた。

今週は新規失業保険申請件数や鉱工業生産、消費者マインド指数が 発表される。

S&P500種株価指数に採用されている企業がこれまで発表した決 算は72%で利益がアナリスト予想を上回った。S&P500種企業の第1 四半期利益は0.2%増が見込まれている。3月時点での見通しは5.8%減 となっていた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE) のボラティリティ指数 (VIX)は0.7%低下して13.76。S&P500種産業別10指数のうち6 指数が低下した。特にエネルギーや選択的消費、公益事業などが下げ た。テクノロジー株は0.5%上昇した。

クアルコムは1.4%高。同社は初の社債発行を計画している。

オーエンズは10%高。同社はビトロの事業部門を約21億5000万ドル で買収することで合意した。

百貨店のメーシーズは2.5%安。第1四半期利益はアナリスト予想 を下回った。北東部の悪天候と西海岸湾岸の出荷遅延が売上高に影響し た。ラルフ・ローレンも安い。

ユニオン・パシフィックやCSXなどはいずれも下落。ダウ輸送株 平均は6カ月ぶり低水準に下げた。

公益事業株は1.1%安。米国債の利回り上昇に伴い公益事業株が持 つ高配当利回りの投資妙味が減退した。

原題:U.S. Stocks Are Little Changed as Bond Concerns Overshadow Deals(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh、Trista Kelley.

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