ゴールドマン元バンカー、ローブ氏流物言う株主として頭角

アクティビスト(物言う投資家)のダン・プ ランツ氏は、歯に衣を着せない物言いをする。米医療機器メーカーのコ ンメドについては「悲惨なコーポレートガバナンス(企業統治)」と批 判。また、米スキンケア・メーカーのオバジ・メディカル・プロダクツ の取締役会に対しては「保身の匂いがする」と示唆した。

これは物言う株主の世界では少額に過ぎない資産6000万ドル(約72 億円)強の投資家としては強気な発言だ。しかし、プランツ氏はダン・ ローブ氏やビル・アックマン氏を彷彿(ほうふつ)させる辛口な口調 で、小規模企業に株式の売却や買い戻しおよび自身の取締役起用を要求 してきた。

証券仲介などを手掛けるインベストメント・テクノロジー・グルー プなどの企業に対するプランツ氏の最近の成功は、創業間もないアクテ ィビストファンドでさえ声を大きくすれば少額の出資でも影響を及ぼせ ることを示している。

ボーチェ・キャピタル・マネジメントを率いるゴールドマン・サッ クス・グループの元バンカーであるプランツ氏(48)は、「少額出資と いうことでわれわれが発言を抑えることはない」と指摘。「口調につい ては自覚している。重要なのは注意を引くことだ。そのためには気の利 いたことを言う必要がある」と述べた。

標的となった企業は訴訟や株主への書簡で、プランツ氏が自らの要 求に従わせるために取締役会を脅したり恥をかかせようとしていると非 難。しかし、ボーチェ・キャピタルはひるむことはなく、プランツ氏は 最近ではより規模の大きい企業に照準を定めている。最近の株主への書 簡では評価額が最高45億ドルの企業に投資する方針を表明した。

原題:Ex-Goldman Banker Channels Dan Loeb to Give Clout to a Tiny Firm(抜粋)