最もリスク高いアジア債券利回り、今年の最低近辺-刺激策期待

アジアで最もリスクが高い債券の発行体の借 り入れコストは、今年の最低水準に近い。中国の佳兆業集団が引き金と なったデフォルト(債務不履行)懸念を克服するために中央銀行の支援 が得られるという観測が投資家の間で高まっていることが背景にある。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 アジアの投資適格未満のドル建て債券の利回りは11日時点で7.54%と、 1月に付けたピークの9.78%から224ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下。4月30日に付けた今年の最低水準である7.52%近辺に とどまっている。

中国人民銀行(中央銀行)は11日に利下げを実施。過去半年で3回 目となる利下げで、BOAの指数の約34%を占める不動産セクターの流 動性逼迫(ひっぱく)が和らいだ。アジアのジャンク債の供給が20%減 少する中で、オーストラリアやタイ、韓国、インドネシアの中銀による 金融緩和の動きも需要の刺激に寄与している。

スタンダードチャータードのシンガポール在勤クレジット・金利調 査責任者カウシィク・ルドラ氏は「佳兆業は数カ月前には市場全体にか なり悪影響を与えたが、今は債券の良しあしを市場が差別化している」 と指摘した。

原題:Asia’s Riskiest Issuers Get Best Rates of Year on Stimulus Bets(抜粋)

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