米大統領:ファンド運用者は宝くじ当選者-貧困対策で増税を

オバマ米大統領は12日、民主・共和両党がヘ ッジファンドやプライベートエクイティ(PE、未公開株投資)の運用 者など高額所得者の増税で合意できない限り、米政府は貧困や所得格差 の是正で成果を上げられないとの見解を示した。

キャリード・インタレスト」として知られるファンド運用者への 成功報酬への増税を長年提案してきたオバマ大統領は、ますます多くの 米国民が落後する中で富裕層が負担を分担することが公平性の観点から 求められていると訴えた。

オバマ大統領はワシントンのジョージタウン大学で開かれた貧困問 題に関する会合で「抜け穴をふさぐことができれば、幼児教育に投資す ることができよう」と述べ、「『社会の宝くじ当選者』にこうしたささ やかな投資を求めることができないなら、この話し合いはうわべだけの ものだ」と付け加えた。

同大統領は同会合で米国が貧困に立ち向かう好機だと述べ、両党の 政治家は2016年の大統領選候補者を含め、所得格差と機会の問題に集中 しつつあると指摘した。新たな改善策は提示しなかった。

大統領は富裕層が貧困層の暮らし向き改善のために犠牲を払う必要 があると訴えてきた。同大統領は12日に投資マネジャー向け増税を呼び 掛けたほか、一部の企業経営者の報酬の妥当性を疑問視。労働者の平均 賃金の「1000倍や2000倍といった報酬を今の経営者は得ているかもしれ ない。企業の取締役会内部では受け入れられた慣行だ。これは彼らが悪 人だからではなく、一定の社会的制約に縛られなくなったからだ」と述 べた。

原題:Obama Likens Fund Chiefs to Lottery Winners in Poverty Pitch (1)(抜粋)

--取材協力:Heidi Przybyla、Henry Goldman、Richard Rubin、Toluse Olorunnipa、Alexandre Tanzi.