【個別銘柄】ダイキンや日立金高い、ヤクルト安い、参天急騰

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13日の日本株市場で、株価変動材料のあっ た銘柄の終値は次の通り。

ダイキン工業(6367):前日比4.9%高の8361円。2015年3月期の 連結営業利益は前の期比22%増の1906億円だった、と12日に発表。主力 の空調・冷凍機事業で海外販売が好調、円安も寄与した。16年3月期 は11%増の2120億円、1株配当は110円と前期100円からの増配を見込 む。

日立金属(5486):10%高の2095円。15年3月期の連結営業利益は 前の期比31%増の782億円だった、と12日に発表。米ワウパカ社の業績 を反映した自動車用鋳物など高級機能部品の伸長、電線や高級金属製品 の収益も伸びた。16年3月期はIFRS基準を適用し1070億円を計画。 連結化や事業ポートフォリオ見直しの効果、自動車、産業インフラ・エ ネルギー関連製品需要の堅調などを見込む。

ヤクルト本社(2267):6.8%安の6770円。12日午後に発表した16 年3月期の連結営業利益計画は、前期比12%増の390億円と市場予想 の423億円に届かなかった。SMBC日興証券では前期実績、ガイダン スともコンセンサスを下回る中、決算説明会もネガティブな印象と指 摘。国内値上げ効果期待の剥落、中国の成長率鈍化に懸念を示すととも に、配当性向自体の目標値がない点にも言及した。

清水建設(1803):6.5%高の896円。15年3月期の連結営業利益は 前の期比92%増の500億円だった、と13日午後に発表。完成工事高の増 加や工事採算の改善などで従来計画の445億円から上振れた。16年3月 期は26%増の630億円を計画、市場予想の541億円を上回る。

参天製薬(4536):14%高の1802円。16年3月期の連結営業利益は 前期比2.2倍の780億円を計画すると12日に発表。抗リウマチ薬事業の他 社への承継などが寄与する。野村証券では、眼科薬のグローバル企業を 目指した戦略への評価と資源集中による成長加速を織り込み、投資判断 を「中立」から「買い」、目標株価を1300円から1900円に上げた。16年 3月期営業利益予想を従来の400億円から785億円に増額。

ツムラ(4540):5.4%安の2686円。15年3月期の連結営業利益は 前の期比13%減の195億円だった、と12日に発表。薬価改定、一部原料 生薬の価格上昇や円安の影響などで売上原価率が上昇し、経費削減努力 では補えなかった。16年3月期も7.7%減の180億円と連続減益を計画、 市場予想の195億円も下回る。

日本ガイシ(5333):6.2%高の2860円。12日に発表した16年3月 期の連結営業利益計画は前期比10%増の680億円と市場予想の674億円を やや上回った。自動車関連製品の生産能力増強に伴う先行費用が発生す るが、半導体製造装置用セラミックス製品などの増収効果で増益を確保 する見通し。1株配当は30円と前期28円からの増配する方針。クレデ ィ・スイス証券では、電力関連やエレクトロニクスなどセラミックス以 外の増益幅が同証想定より大きい計画で、ポジティブな印象とした。

DMG森精機(6141):11%高の2160円。15年3月期の連結営業利 益は前の期比52%増の142億円だった、と12日に発表。国内で自動車や 産業機械関連の受注が好調、米国では自動車や航空機、医療関連、欧州 でも航空機関連が伸びた。決算期変更で9カ月になる15年12月期 は、DMG MORI SEIKI(AG)社連結化に伴い300億円を計画、市場予想 の242億円を上回る。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):7.3%高 の2703円。15年3月期の連結営業利益は前の期比56%増の164億円だっ た、と12日に発表。家庭用ゲーム機向けタイトルのダウンロードなどリ ピート販売が好調、スマートフォン向けゲーム「スクールガールストラ イカーズ」なども伸び、従来計画の135億円から上振れた。16年3月期 は170億-250億円を計画。SMBC日興証券では、実績や計画から利益 水準の切り上がりを確認し、ポジティブと指摘した。

三菱マテリアル(5711):4.7%高の473円。15年3月期の連結営業 利益は前の期比8.4%増の719億円だった。と12日に発表。円安効果に加 え、金属や電子材料、加工事業などが好調だった。16年3月期は18%増 の850億円を計画、市場予想の845億円を上回った。

中国銀行(8382):6.1%安の1838円。15年3月期の連結経常利益 は前の期比19%減の391億円だった、と12日に発表。主力の銀行業が減 収だったほか、前の期に多額の貸倒引当金戻入益を計上していた反動が あった。16年3月期も6.4%減の366億円を見込む。

ディスコ(6146):5.2%高の1万1870円。15年3月期の連結営業 利益は前の期比54%増の268億円と、過去最高を更新したと12日に発 表。製品構成や為替の影響などで売上総利益率が改善した。4-9月期 (上期)営業利益は前年同期比34%増の184億円を計画。JPモルガン 証券では印象はポジティブとし、堅調さは良い意味でサプライズなしと 投資判断「オーバーウエート」、目標株価1万5000円を維持した。

島津製作所(7701):6.8%高の1525円。16年3月期の連結営業利 益は前期比18%増の320億円を計画する、と12日に発表。三菱UFJモ ルガン・スタンレー証券では、会社計画は前期の収益拡大の流れに沿っ た順当な内容で、株価に与える影響はポジティブと指摘。主力の計測機 器事業について、円安効果を含む増収率が4.6%と保守的とみる。

大平洋金属(5541):7.6%高の397円。12日に発表した16年3月期 の連結純損益計画は30億円の黒字と、前期16億円の赤字から改善を見込 んだ。フェロニッケル製品販売の一定数量の確保、中国の生産の鈍化予 想を背景にしたニッケル価格の堅調推移を想定している。1株配当は、 前期のゼロから5円への復配を計画。

大王製紙(3880):9.3%安の1153円。16年3月期の連結経常利益 は前期比8.2%減の200億円を計画する、と12日に発表。洋紙の需要減 少、原材料価格の上昇など厳しい業界環境の継続を想定する。15年3月 期は板紙の原紙値上げ効果、ベビー用や大人用紙おむつの好調などで前 の期比94%増の218億円だった。

東邦亜鉛(5707):9.9%高の489円。15年3月期の連結営業利益は 前の期比20%増の68億9500万円だった、と12日に発表。亜鉛価格の上昇 や円安から単体ベースで収益を伸ばし、豪鉱山会社CBHの赤字計上分 を吸収した。16年3月期は金属価格の堅調や米ドル高傾向の継続を想 定、39%増の96億円を見込む。

大正製薬ホールディングス(4581):5%安の8040円。15年3月期 の連結営業利益は前の期比23%減の320億円だった、と13日午後に発 表。セルフメディケーション事業で夏場の天候不順などからドリンク剤 「リポビタンシリーズ」が低調、総合かぜ薬を中心に「パブロンシリー ズ」も減り、全般的な広告宣伝費、販売促進費の増加も響いた。16年3 月期は16%減の270億円を計画、市場予想の315億円を下回る。

富士石油(5017):12%高の447円。12日に発表した16年3月期の 連結純損益計画は75億円の黒字と、前期181億円の赤字から改善を見込 む。1株配当は6円と、前期3円から増配方針。在庫の悪影響解消、原 油安による自家燃料費の低減などを想定した。

アイフル(8515):7.8%安の380円。15年3月期の連結営業損益 は396億円の赤字と、前の期の225億円の黒字から悪化したと12日に発 表。利息返還請求を踏まえ、利息返還損失引当金の繰り入れを行ったこ となどが響いた。

高砂熱学工業(1969):7.3%安の1419円。15年3月期の連結営業 利益は前の期比0.7%減の77億2700万円だった、と13日午後に発表。設 備工事事業を中心に売上高は2%強伸びたが、工事採算性が低下し た。16年3月期は0.4%減の77億円と小幅な減益を計画した。市場予想 は99億円。

テクノプロ・ホールディングス(6028):8.6%安の3070円。主要 株主だったJapan Universal Recruitmentから全保有株749万5300株を UBS証券に譲渡する連絡があった、と12日に発表。13日午前には、同 証が全保有株を売却したと発表した。

日成ビルド工業(1916):17%高の345円。15年3月期の連結営業 利益は前の期比41%増の32億6800万円だった、と12日に発表。コンビニ エンスストアなど流通店舗、学校施設の仮校舎などシステム建築の売り 上げが伸びた。16年3月期は22%増の40億円を計画、1株配当は14円と 前期11円からの増配を見込む。