ゴールドマン:FINRAが96億円支払い命令-証券販売めぐり

金融危機前のモーゲージ証券の販売をめぐ り、米ゴールドマン・サックス・グループの資料に問題があったとし て、米金融取引業規制機構(FINRA)の調停委員会はゴールドマン に対し、豪銀ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)に8000万ドル (約96億円)と金利を支払うよう命じた。

同委員会は今月7日の裁定で、債務担保証券(CDO)の「ハドソ ン・メザニン・ファンディング2006-1」のマーケティング資料に関 し、「意図的かつ重大な削除と虚偽表示」があり、ゴールドマンの「顧 客との著しい利益相反」を隠すことになったと指摘した。

銀行各行は2008年の金融危機で価値が急落したモーゲージ証券の販 売慣行に関する法務費用の計上を続けている。ゴールドマンは直近の四 半期の届け出で、モーゲージ商品の販売をめぐりゴールドマンを相手取 った提訴、または調停手続きを始めている十数に上る機関のうちの1つ にNABを挙げていた。

裁定通知書によると、NABは当初、補償的・懲罰的損害賠償とし て2億3000万ドルの支払いを求めていた。審理では、同行は投資額 の8000万ドルと金利として6000万ドルの支払いを求めた。調停委員会は 金利を06年12月までさかのぼって年3%とした。

ゴールドマンの広報担当者マイケル・デュバリー氏は今回の裁定に 関してコメントを控えた。

NABの広報担当者ミーガン・テルフォード氏は電子メールで、今 回の裁定結果を歓迎するとコメントした。

原題:Goldman Must Pay National Australia $80 Million, Panel Says (1)(抜粋)

--取材協力:Narayanan Somasundaram.

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