米国株:続落、債券売りが波及-世界的にも株安

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12日の米国株は続落。この日は債券相場の下 げが世界的な株安につながった。

デュポン、ダウ・ケミカルなど素材株が下落。テクノロジー株では 半導体銘柄が下げた。インテルは1.4%安。ベライゾン・コミュニケー ションズも安い。同社はAOLの買収で合意した。買収規模は44億ド ル。AOLは18%急伸した。原油相場の反発を受けて、エネルギー株は 上昇した。

S&P500種株価指数は0.3%安の2099.12。ダウ工業株30種平均 は36.94ドル(0.2%)下げて18068.23ドル。ナスダック総合指数 は0.4%下げた。

ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「株 価が歴史的水準から見て上限にある時は今以上に良好なニュースが必要 だ」と述べ、「利回り上昇は景気回復やファンダメンタルズが理由では ない」と続けた。

ダドリー総裁、ウィリアムズ総裁発言

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は12日、2006年以降で初めてとな る米利上げの時期は分からないが、米金融当局が政策金利の引き上げに 踏み切れば、金融市場の動揺につながる 「レジームシフト(急激な変 化)」の引き金になるとの見通しを示し た。

サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁はどの金融政策会合にお いても利上げ開始は可能だと述べた上で、6月の会合にかけては「様子 見の姿勢だ」と述べた。

今週は小売売上高や鉱工業生産が発表されるほか、15日発表の消費 者マインド指数では2007年以来の高水準を維持すると予想されている。

S&P500種株価指数に採用されている企業が発表する業績は市場 予想を上回り、アナリストは見通しを修正している。S&P500種採用 企業の第1四半期利益は0.2%増、3月時点での見通しでは5.8%減とな っていた。ただアナリストはその後2四半期は減益が続くと見込んでい る。

シカゴ・オプション取引所(CBOE) のボラティリティ指数 (VIX)は0.7%低下して13.86。先週末は3月13日以来となる2週連 続上昇だった。

S&P500種産業別10指数は8指数が下落。素材株やテクノロジー 株、ヘルスケア関連株などが特に下げた。

衣料品のギャップは3.8%下落。4月の既存店売上高がアナリスト 予想を下回った。4月の既存店売上高は15%減、アナリスト予想は11% 減だった。

一方、エネルギー株は上昇。チェサピーク・エナジーやノーブル、 トランスオーシャンはいずれも上昇。

原題:U.S. Stocks Drop for Second Day as Bond Rout Spreads to Equities(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.