NY連銀総裁:米利上げ、急激な変化もたらす-時期は不明

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は12 日、2006年以降で初めてとなる米利上げの時期は分からないが、米金融 当局が政策金利の引き上げに踏み切れば、金融市場の動揺につながる 「レジームシフト(急激な変化)」の引き金になるとの見通しを示し た。

同総裁はチューリヒで開催のパネル討論会向けに準備した発言テキ ストで、「ゼロを下限とする金利が6年余り続いた後の引き上げは、利 上げ前と比べてほんの少し緩和の程度が弱まるだけであっても、レジー ムシフトのシグナルを送ることになるだろう」と語った。

また「実際の利上げ時には、仮にそれがおおむね想定されていたと しても、世界的な資金の流れや外国為替相場、金融資産の価格に影響が 及ぶと予想される」と述べた。

同総裁は、今後発表されるデータを監視することで市場は利上げを 予測することが可能であり、それが「市場の動揺の度合いを和らげる助 けになるだろう」と指摘する一方、「そうだとしても、何らかの衝撃を 想定しないのは考えが甘い」と付け加えた。

さらに米金融当局が異例の緩和策を解除する過程で、過去の米国の 引き締めサイクルと比べると、新興市場諸国は総じてうまく対応できる 態勢が整っているように見えるとしながらも、「幾つかの」重要な新興 国は米利上げに対して脆弱(ぜいじゃく)であるとの見解を明らかにし た。

原題:Fed’s Dudley Says Interest-Rate Increases Will Mark Regime Shift(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE