英BPのトレーダーが停職処分、為替操作への関与で-関係者

英石油会社BPのシニア為替トレーダー、ア ンドルー・ホワイト氏は停職処分となっている。世界の大手銀行が為替 相場を不正に操作するために使っていたオンラインのチャットルームへ の関与が判明したためだ。

ブルームバーグは昨年12月、事情に詳しい関係者3人の話として、 BPのロンドン在勤の為替トレーダーらがJPモルガン・チェースやシ ティグループ、バークレイズといった銀行のトレーダーから内部情報を 得ていたと報じていた。この報道後に同氏は停職処分となった。

この3行を含む計5行は為替指標の操作で共謀したとして、米司法 省などから有罪答弁に応じた上で、罰金約50億ドル(約6000億円)を支 払うよう圧力を受けている。調査の中心は「ザ・カルテル」と呼ばれる チャットルームで、シニアトレーダーらはそれを通じて指標のWM/ロ イターの為替レートが午後4時に設定される前に顧客注文の情報を共有 し戦略を擦り合わせていたとされる。

ブルームバーグが調査したチャット内容によると、当局が2013年に 調査に乗り出すまで、BPのトレーダーは注文や今後の取引、ストップ ロスなどに関する情報を銀行から受け取っていた。BPと銀行のトレー ダーによると、BPは約80カ国で事業を展開し、為替市場の主要なユー ザーだったため、銀行各行はBPのご機嫌取りに熱心だったという。

ホワイト氏らBPのトレーダーがザ・カルテルのメンバーだった証 拠はなく、ブルームバーグが調べたメッセージからは誰がBPに情報を 送っていたか、またその内部情報に基づいて社員らが行動したかどうか は判断できない。

ブルームバーグは1年にわたりBPのトレーダーに送られたメッセ ージの写しをチャットルームにアクセスできる関係者1人から入手し た。同関係者によると、ザ・カルテルに参加していたシニア為替トレー ダーらが所属する複数の企業から送信されたという。メッセージを送っ た銀行名とチャットの日付は示されていない。

BPの広報担当ロバート・ワイン氏は人事についてコメントできな いと語った。ホワイト氏はワイン氏を通じてコメントを控えると表明し た。

原題:BP Trader Said to Be Put on Leave Amid ‘Cartel’ Currency Probe(抜粋)