ゴールドマン、米長期債投資に警鐘-PIMCOは国債比率上げ

米国債市場で昨年スーパースターだった長期 債が今年に入って投資家を打ちのめしている。

ゴールドマン・サックス・グループは長期債を「不毛な投資対象」 だと警告している。一方、米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)の「トータル・リターン・ファンド」は4月に国 債と政府関連証券の保有を増やした。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 米30年債価格は過去2週間で8%値下がりし、昨年末以降では4.8%の 損失を投資家にもたらしている。30%近い大幅高となった2014年と は180度の転換だ。

ゴールドマン・サックス・インターナショナルのフランチェスコ・ ガルザレリ氏(ロンドン在勤)は11日のリポートで「長期債は引き続き 不毛な投資対象だ。国債の予想収益率は依然としてマイナスだ」と指摘 した。

世界的な国債売りの中で米長期債が大幅下落しているのは、経済の 勢いを増すために米金融当局が年後半まで利上げを先送りするとの見方 が市場で強まっているためだ。インフレは今後数年で加速する恐れがあ る。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、米30年債 利回りは今年1月30日には2.22%まで下げていたが、日本時間12日午後 0時24分現在、3.04%に上昇している。10年債利回りは2.27%で、ガル ザレリ氏は年末までに2.50%に上昇するとリポートで予想した。

PIMCOのトータル・リターン・ファンド(運用資産1104億ド ル)は4月末時点で国債と政府関連債の組み入れ比率を23.4%と、1カ 月前の21.6%から増やした。同社が11日、ウェブサイトで明らかにし た。

原題:Goldman Warns on Long Bonds as Pimco Adds Government Holdings(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE